チューブ入り辛子明太子|三つの味とのコラボ(和風だし、バター、バジル)お勧めの食べ方。
美味しいものには情熱と努力のストーリーがあります。
これを知っていると食べた時、いろんな意味で涙が出る程美味しくなりますよ。
まずは、記事を読んで下さいね。
辛子明太子の語源
ご存知の通り、明太子はスケトウダラの卵を原料としています。
そのスケトウダラを韓国語では、明太(명태、myeongtae、ミョンテ)と呼び、これが語源とされています。
辛子明太子発祥地
1900年代前半には、現在の日本の辛子明太子の原型となる(明卵漬)が朝鮮半島で作られ、下関に輸入されていました。
当時の辛子明太子は塩漬けしたタラコに唐辛子やニンニクで味付けし、明卵漬(ミョンランジョ)いわばタラコキムチの体をなしていました。
上の写真は、現代の韓国明卵漬け。
現代版辛子明太子の立役者
今私達が口にしている辛子明太子は、福岡県博多区にある「ふくや」からスタートしました。博多地域には辛子明太子業者が集中しており、「ふくや」は老舗中の老舗です。
創業者の川原俊夫氏がいなかったら、現在私たちが口にしている辛子明太子は世に出なかったでしょう。
博多辛子明太子が初声をあげる
川原家は、明治後期に満洲に渡り、海運業を営なんでいました。俊夫氏は、川原家の次男として1913年に生まれます。
そして、太平洋戦争の真っ只中1944年に俊夫氏は、31歳で日本陸軍に招集されます。
戦後は復員し福岡に戻り「ふくや」を開業。
子供の頃、満州で食べていた辛子明太子を味の記憶を基に作り、1949年に発売。
これが、現在私たちが食べている博多辛子明太子の第一号です。
博多辛子明太子の道のり
川原氏は試行錯誤します。
販売してから何年も利益が上がるほどは売れず、店主の道楽とも揶揄されますが、みんなに美味しい辛子明太子を食べさせたいとの思いで、
10年間かけてやっと満足のいく味に仕上げました。
川原氏は商標登録も製造法特許も取得せず、地元同業者へ製造方法を教えたため、様々な風味の明太子が生まれ、博多名物となっていきます。現在では、140程の辛子明太子製造業者があります。
メーカーが増え続け各地で博多名物として広まると、息子さんが「元祖」や「本家」を名乗ってはどうかと俊夫さんにいいます。
川原俊夫氏はこう言いました。
「それを書けば美味しくなるのか」
「そんなことを考える暇があったら、美味しい明太子を作る努力をしろ」
彼の博多辛子明太子への情熱は、この言葉に集約されてますね。👍😭
新商品開発
ふくやさんは老舗中の老舗ながら、他のどの製造業者よりも工夫を凝らし新商品を作り出しています。
私のお気に入りは色々あるのですが、中でもチューブ入り辛子明太子の和風だし、バター、バジルとのコラボ商品です。
お勧めの食べ方を紹介しますね。
ツブチューブ和風だし
1. 昆布とかつおの和風だしが入っていて卵かけご飯と合わせて食べると、卵のまろやかさと辛子明太子の辛さが良い相性です。卵は新鮮なものが良いですよ。
2. そんなに辛くないのでお子様でもいけます。
3. スーパーでも安めの類似品はありますが、明太子の量が圧倒的に違います。
ツブチューブバター
1. バターのまろやかさと辛子明太子の辛さのバランスが良いです。
2. こちらもそんなに辛くないのでお子様でもOK。
3. トーストしたフランスパンに塗ってワインと共にどうぞ。
塗ってから焼いても良いですが、私が食べ比べた感じでは、焼き立てフランスパンに手早く早くさっと塗るのがベストです。
ツブチューブバジル
1. 写真のようにモッツアレラ+トマト+アボカドにオリーブオイルとツブチューブバジ ルをかけてカプレーゼとして召し上がれ。
2. こちらもさほど辛くありません。トマトが甘いとさらに相性バツグンです。
3. ツブチューブバター同様にトーストしたフランスパンにも合います。
下のバナーをクリックすると「ふくや」のウェブサイトトップ画面に飛びます。
下に少しスクロールして「TUBU TUBE ツブチューブ」から商品ページに行けます。
トップ画面の検索欄に「ツブチューブ」と入れても商品詳細ページに飛びます。
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