ハード、セミハードチーズ|ワインと相性抜群!定番三種とあっと驚く新定番三種。
グルメおやじ厳選、ハード、セミハードチーズ六種類。
全てワインとの相性抜群で、それぞれお勧めの食べ方があるので試してね。
定番1:ミモレット
お国:おフランス
タイプ:ハード
色:オレンジ色
原料:牛乳
特徴:熟成18ヶ月未満のものは、まだ柔らかく、ミモレットの本来の美味しさになっていないので、長期熟成のものを選ぼう。
ダニの力で熟成するチーズで、ダニちゃんの生息する表面は薄い茶色でカチカチです。この部分は食べても美味しくないが、人間には無害。
グルメおやじの意見:ど定番のハードチーズ。スーパーにも売ってます。熟成が進んだものは、カラスミの色と味を連想させコクがある。色が美しいので、1mm位にスライスしてサラダにのせてもよし。
定番2:パルミジャーノレジャーノDOP
お国:イタリア
タイプ:超ハード
色:白に近いブラウン
原料:牛乳
特徴:粉チーズとして売られているパルメザンチーズとは別物。DOPとは、産地や製法がきちんと守られている証明で、30ヶ月以上熟成で金、2ヶ月以上熟成で銀、18ヶ月以上熟成でアラゴスタ(伊勢海老の赤色)
水分量を30%以下まで落としているので、旨味が凝縮され、舌の上で豊かな香りとコクを感じます。
グルメおやじの意見:ミモレットと双璧のど定番。やっぱり3mm位の薄さに切ってワインと一緒に食べるべし。粉状にしてサラダにかけると、スーパーで売っているパスタ用の粉チーズは、なんだったんだとなりまふ。
定番3:アジアーゴDOP
お国:イタリア
タイプ:セミハード
色:クリーム色
原料:牛乳
特徴:正式なアジアーゴは、DOPで定められた通り、イタリア北部のアジアーゴで生産されたものを指す。
熟成期間が伸びるごとに呼び名が変わり、まるで出世魚のようです。
グルメおやじの意見:最近は、日本の乳製品会社が薄切りにしたアジアーゴを売り出したので、スーパーでも手に入り易い。
香りや旨味はガッツリ感じませんが、上品な塩味と軽い酸味なので、3mm程度にスライスしてハチミツにつけて食べてみて。
この食べ方が気に入ってからミモレット、パルミジャーノレジャーノの双璧に加え三定番の一角に入ってます。
新定番1:ゴーダロッソ
お国:オランダ
タイプ:セミハード
色:朱色
原料:牛乳とレンネット
特徴:ベースのゴーダチーズにトマトペースト、オレガノ、ガーリックが練り込んであります。ゴーダチーズはオランダ北西部のゴーダで作られ、エダムチーズと並びオランダの2大チーズです。
グルメおやじの意見:赤い色からトマトの味が強いと思うかもしれませんが、むしろオレガノの味、次にガーリックの味が引き立ちます。味がしっかりついているので、以下の食べ方がお勧めです。
1. 薄切りではなくサイの目に切って爪楊枝でパクパク食べちゃって。
2. 薄く切ってパンに乗せてトーストする。すると溶けて風味が増します。お好みの具材と一緒にトーストすると見た目が鮮やかでゴージャスな料理になります。
新定番2:オールドアルクマール
お国:オランダ
タイプ:ハード
色:薄いオレンジ色
原料:牛乳
特徴:ゴーダチーズを熟成させた物をオールドアルクマールと呼び、年月と共にクリーム色からオレンジがかった色に変わります。熟成が進むと色の変化と共にアミノ酸が結晶となって白い粒々が入り込みます。
グルメおやじの意見:塩気があり、味はナッツ類を感じさせ、36ヶ月になるとThe熟成チーズの風格が漂います。結晶化したアミノ酸は、シャリっとした食感があります。そのため薄切りよりも写真のようにクラッシュタイプにして食べるのがお勧め。
新定番3:グリュイエールアルパージュ
お国:スイス
タイプ:ハード
色:クリーム色
原料:牛乳
特徴:標高が900mから2,000mあるスイスの牧草地で育った牛から採れた乳で作られたチーズをグリュイエールと呼びます。また、夏の放牧期間をアルパージュと呼び、この限られた放牧期間に採れた牛乳を使った物のみ、グリュイエールアルパージュの称号与えられます。なんと全体収穫量の1.5%しかありません。
グルメおやじの意見:オールドアルクマール同様、アミノ酸の結晶も見られ、甘味があり、コクがあり、ミルクの味がよく感じられます。やはりクラッシュタイプにして食べるのをお勧めします。
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